ヨーロッパの世界遺産

ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド

ノルウェーの自然遺産 スカンディナビア半島のフィヨルドのうち、ガイランゲルとネーロイのフィヨルドが世界遺産登録されている フィヨルドとは氷河が地形を削り作られた谷に海水が侵入した地形のこと

ピレネー山脈のペルデュ山

スペインとフランスの複合遺産 スペインとフランスの国境のピレネー山脈中央にあるペルデュ山は、石灰岩の山としてヨーロッパ最高峰 スペイン・アイベックスやピレネー熊など希少な生物が生息し、また今では無図らしい放牧が行われている

ユングフラウーア - アレッチュのスイス・アルプス

スイスの自然遺産 ユングフラウ山を中心とした山岳地帯 アレッチュ氷河はアルプス最大の氷河だが、地球温暖化による氷河の後退現象が指摘されている

ドゥブロヴニクの旧市街

クロアチアの文化遺産 ドゥブロヴニクはクロアチアの最南端に位置し、13世紀に共和制の自治都市なった 公衆衛生施設が整えられ、ジェンナーの種痘法開発前に全住民に天然痘の予防接種が行われていた ユーゴスラビア内線で建造物の7割が破壊され危機遺産登録…

ワルシャワの歴史地区

ポーランドの文化遺産 ワルシャワはポーランドの首都 第二次世界大戦ではナチス・ドイツの占領下に入ったが、戦後人々は「すべては未来のために」を合言葉に復興を進めた。 国王に仕えていたベルナルド・ベロッドが描いた風景画を参考に忠実に復元したため、…

アランフエスの文化的景観

スペインの文化遺産 アランフエスは15世紀にレコンキスタで活躍したカトリック両王が王領地とし、王家の避暑地として整えられた フィリペ2世の命で16世紀に建設が始まった離宮は、マドリードのエル・エスコリアル修道院と同じく建築家フアン・デ・エレーラ…

ニュー・ラナーク

イギリスの文化遺産 グラスゴーの実業家デヴィッド・デイルはスコットランド南部のニュー・ラナークに当時最先端の技術だったリチャード・アークライドの水力紡績機を導入し、綿紡績工場や労働者の住宅をたてた デイルの娘婿であるロバート・オーウェンは、…

ウィーン歴史地区

オーストリアの文化遺産で危機遺産 ウィーンは13世紀以後、ハプスブルグ家の王ととして発展してきたが、歴史的建造物(都市開発により景観悪化が懸念されている)は大きく3つに分けられる 第1が、12~15世紀の中世の修道院や聖堂などで、聖シュテファン大聖…

サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群

ロシアの文化遺産 ロシアの西端のサンクト・ペテルブルグは、帝政ロシア時代の都 ロマノフ朝のピョートル大帝はロシアの西欧化や近代化を推進し、その統治下ではバロック様式の建物が多かったが、18世紀後半のエカチェリーナ2世が即位すると、新古典主義の…

ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット宮殿

イギリスの文化遺産 ノルマン制服によってイングランド人にノルマン人が流入する前の11世中ごろ、エドワード王がウェストミンスター宮殿とウェストミンスター・アビー(修道院)を建てた 宮殿は議会場としても使われ、1640年に召集された議会を国王が武力で…

ポツダムとベルリンの宮殿と庭園

ドイツの文化遺産 ドイツ北東部のポツダムと隣接するベルリンには、プロイセン王家の宮殿や庭園が多数残っている その中で有名なのは、フリードリヒ2世が夏の離宮として造営してサンスーシ宮殿とその庭園 内装はドイツのロココ様式の代表例 この場でポツダ…

シェーンブルン宮殿と庭園

オーストリアの文化遺産 ウィーンにあるシェーンブルン宮殿は、神聖ローマ皇帝レオポルト1世が造営した離宮が前身 ハプスブルク家の家督を継承したマリア・テレジアは、この離宮を増改築し、壮大な宮殿を誕生させた この宮殿を拠点にマリア・テレジアは啓蒙…

マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設

スペインの文化遺産 マドリード航海にあるエル・エスコリアール修道院と王立施設は、王宮や神学校、図書館、施療院を併設する複合施設 スペイン最盛期を築いたフィリペ2世は、フランス軍との戦いの勝利を感謝し、父カルロス1世の霊廟を兼ねて修道院の建築…

ヴェルサイユ宮殿と庭園

フランスの文化遺産 パリからほど近いヴェルサイユをルイ14世が気に入り、宮殿の建造を命じた ヴェルサイユ宮殿はフランス・バロック様式建造物の最高傑作 最も有名が鏡の間は、第一次世界大戦の講和条約が調印された部屋 日本の迎賓館赤坂離宮も影響をうけ…

モスクワのクレムリン赤の広場

ロシアの文化遺産 モスクワ大公国はビザンツ帝国の後継者ツァーリ(皇帝)を自称したイヴァン3世によって1480年に独立した。 イヴァン3世は、レンガの壁や城門を建設してモスクワの壁を強固にし、その中にウスペンスキー大聖堂やグラノヴィータヤ宮殿を建…

ピサのドゥオーモ広場

イタリアの文化遺産 海洋都市ピサは、パレルモ沖海戦でイスラム軍を破り、まあ数度の十字軍に加勢したことで、地中海航路の多くを支配下においた。 ピサの斜塔として有名な鐘楼は、軟弱な地盤のために傾いている。ガリレオ・ガリレイが落下実験を行った逸話…

アイスレーベンとヴィッテンベルクのルター記念建造物群

ドイツの文化遺産 アイスレーベンは宗教改革の指導者マルティン・ルターが生まれて死んだ街 ルターの宗教改革は、ルターがヴィッテンベルク城の付属聖堂の玄関扉に張り出した95ヵ条の論題において、カトリック教会の贖宥状販売を批判したことに始まる。

アヴィニョンの歴史地区:教皇庁宮殿、司教の建造物群、アヴィニョンの橋

フランスの文化遺産 フランス南東部のアヴィニョンに、ローマ・カトリック教会の教皇庁が置かれた 以後、アヴィニョンで7人の教皇がフランス国王の監視下におかれた時代を教皇のバビロン捕囚という 7人目の教皇グレゴリウス11世がローマに帰還した後、アヴィ…

カステル・デル・モンテ

イタリアの文化遺産 八角形で統一された城塞 神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世も設計に加わった。

グラナダのアルハンブラ宮殿、エネラリーフェ離宮、アルバイシン地区

スペインの文化遺産 イベリア半島は711年にウマイヤ朝が侵略して以降、イスラムの勢力下にはいったが、キリスト教勢力は、イベリア半島の北部からイスラム勢力の駆逐運動レコンキスタ(国土回復運動)を始めた。 その後、1492年にキリスト教側からの総攻撃を…

ヴェネツィアとその潟

イタリアの文化遺産 ヴェネツィアは潟(ラグーナ)の上に気づかれた都市 9世紀には聖マルコの聖遺物を祀るサン・マルコ大聖堂が作られ、11世紀に現在のビザンツ様式に改築された。 9世紀に城塞として建造され、14世紀に総督の邸宅へと改築されたドゥカーレ宮…

ヴァティカン市国

世界最小の独立国家にしてカトリック教会の頂点 国全体が世界遺産に登録されている唯一の場所 ローマで殉教した聖ペテロの墓があるといわれている。

パリのセーヌ河岸

フランスの文化遺産 現在のパリはカペー朝時代フランス王国の都として発展し、ノートル・ダム大聖堂やサント・シャペルが建てられた。 サント・シャペルとは、ルイ9世の命により、キリストの茨の冠と十字架の断片を安置するために建てられた礼拝堂 カペー朝…

ローマの歴史地区と教皇領、サン・パウロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂

イタリアの文化遺産 急速な領土の拡大はローマ社会を変質させ、内乱が続いた。 内乱の中で平民派のカエサルが共和派に暗殺されると、カエサルの意思を継いだオクタヴィアヌスが事実上の帝政を務めた。 オクタヴィアヌスは亡くなった後、アレクサンドロス大王…

アテネのアクロポリス

ギリシャの文化遺産 ギリシャの人々はアクロポリスと呼ばれる丘に神殿を建て、そこを拠点に集住して都市国家(ポリス)を各地に形成した。 アテネのアクロポリスにはパルテノン神殿が建てられた。 ペルシア戦争中、アテネのアクロポリスはペルシア軍の攻撃に…

ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡と関連遺跡群

イギリスの文化遺産 ストーンヘンジとは、巨石で作られた環状列石(ストーン・サークル) ヘンジとはメンヒル(直立石)に横石をつないだ構造物をさす。 円の内側には青みがかったブルーストーンと呼ばれる石で築かれたメンヒルが残っている。 太陽崇拝の祭…

アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器時代洞窟壁画

スペインの文化遺産 クロマニョン人のよって描かれた洞窟壁画がある。 儀式に使われていたと考えられている。 岩肌の凹凸を活かしながら、ぼかしの技法による色の濃淡で立体感をだすなど高度な買いが技術

デロス島

ギリシャの文化遺産 古代ギリシャ、ローマ人の信仰の地 前1100年ごろにデロス島に移住してきたイオニア人は、前5世紀以降にアポロン神殿やアルテミス神殿、円形劇場などを作った。 ペルシア戦争時には、共通の信仰の対象であったため、デロス島に軍資金を貯…

アイアンブリッジ峡谷

イギリスの文化遺産 初期産業革命のふるさと エイブラハム・ダービー1世は石炭コークスで鉄鉱石を溶解する画期的な製鉄法を開発した。 その孫にあたるエイブラハム・ダービー3世が、祖父の開発した製鉄技術を用いてセヴァーン川にアイアンブリッジを建設し…

モン・サン・ミシェルとその湾

フランスの文化遺産 多くの巡礼者をひきつける聖なる山 ベネディクト会の修道院は数隻にわたって増改築されている。 ベネディクト会とは6世紀に成立したカトリック教会最古の修道会 フランス革命では反革命派を収容する監獄として利用された。