2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アウシュヴィッツ・ビルケナウ:ナチス・ドイツの強制収容所

ポーランドの文化遺産で負の遺産 ナチス・ドイツが極端な人種主義政策を展開した際の強制収容所 100万人以上のユダヤ人が殺害された(ホロコースト)といわれている。

広島平和記念日(原爆ドーム)

広島の文化遺産 悲劇を記憶に留め教訓とするための負の遺産である。 できごとと関係する登録基準(Ⅵ)は本来、他の基準と合わせて用いられるが、負の遺産は例外として(Ⅵ)のみで登録されることがある。

モン・サン・ミシェルとその湾

フランスの文化遺産 多くの巡礼者をひきつける聖なる山 ベネディクト会の修道院は数隻にわたって増改築されている。 ベネディクト会とは6世紀に成立したカトリック教会最古の修道会 フランス革命では反革命派を収容する監獄として利用された。

厳島神社

広島の文化遺産 平安時代末期に平清盛の篤い信仰を受けて社殿が整えられた。 世界遺産には厳島神社に加えて弥山も登録されている。 寝殿造りの形式が取り入れられている。 寝殿造りとは庭を三方から囲むように建物が配置されている平安時代の貴族の住宅で用…

ポトシの市街

ボリビアの負の文化遺産 アンデス山脈中腹に世界最大級の銀鉱脈が見つかり、ヨーロッパに価格革命を起こす要因となった。 水銀を用いた最新の精錬技術アマルガム法が取り入れられた。 繁栄の裏でインティオやアフリカ人奴隷が採掘作業を強いられていた。

石見銀山遺跡とその文化的景観

島根の文化遺産 間歩(まぶ)と呼ばれる手彫りの坑道がある。 産業遺産として評価されている。 石見銀山は大内氏が最初に発見したといわれている。 大内氏とは、南北朝時代から室町時代の守護大名 新しい精錬技術である灰吹法を導入した。

カルカッソンヌの歴史的城塞都市

フランスの文化遺産 城の周囲の城下町が築かれる日本の城塞都市とは異なり、城壁や城館が街全体を囲んでいる。 ピレネー条約が締結されフランス・スペイン間の国境が確定すると、戦略上の意義を失い、城壁は風化していった。

姫路城

兵庫の文化遺産 白鷺城の別名がある。 関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政が9年に及ぶ大改修を行い、現在の姿に整えられた。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノ・フランセスとスペイン北部の道

スペインの文化遺産 聖ヤコブを祀る、ヴァティカン、エルサレムと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつ スペイン北部の東西に貫く「道の遺産」である。

紀伊山地の霊場と参詣道

三重県、奈良県、和歌山県にまたがる文化遺産 「吉野・大峰」「熊野三山」「高野山」の3つの霊場がある。 3つの霊場を結ぶ参詣道も登録されている。 日本で初めて「文化的景観」の概念が認められた。 神仏習合により阿弥陀信仰や浄土信仰と結びつくことに…

紀伊山地の霊場と参詣道

三重県、奈良県、和歌山県にまたがる文化遺産 「吉野・大峰」「熊野三山」「高野山」の3つの霊場がある。 3つの霊場を結ぶ参詣道も登録されている。 日本で初めて「文化的景観」の概念が認められた。 神仏習合により阿弥陀信仰や浄土信仰と結びつくことに…

文化交差路サマルカンド

ウズベキスタンの文化遺産 シルク・ロードのほぼ中央にあるオアシス都市として栄えた。 13世紀初頭にホラズム・シャー朝の首都となったが、モンゴル帝国のチンギスハンによって破壊された。 その後、ティムール朝の首都として再興した。

法隆寺地域の仏教建造物群

奈良の文化遺産 現存する世界最古の木造建築物群 最古の木造建造物である金堂や8世紀に完成した五重塔が回廊に囲まれている。 回廊は古代ギリシャ建築で用いられたエンタシスと呼ばれる中央が膨らんだ形になっている。

古都奈良の文化財

唐の影響を受けた国際色豊かな天平文化 8世紀前半に、飢饉や疫病に対する安定を図るため、聖武天皇は廬舎那仏の建立を命じた。 京都同様、個別の物件で登録されている。

古都京都の文化財

平安京遷都から明治維新まで、日本の政治・文化の中心地であった。 応仁の乱の戦火により焼け野原と化した。 京都が個別の物件で登録されているのに対し、パリは街並みを含めたエリアで登録されている点が異なる。

アルベロベッロのトゥルッリ

イタリアの文化遺産 特徴的なとんがり屋根 円錐状の屋根に部屋は一つのみで、この一部屋分をトゥルッロという。(複数系がトゥルッリ) かつて「漆喰で塗装された屋根のある部屋」が課税対象だったため、家ではないと主張し節税対策が行われていた。

白川郷・五箇山の合掌造り集落

岐阜の文化遺産 火薬の原料となる煙硝の生産が行われていた。 伝統的に住民が10~30人で暮らす大家族制が守られている。 屋根の葺き替えは30~40年に一度行われるが、作業は結という互助組織によって行われる。

トンガリロ国立公園

ニュージーランドの複合遺産 先住民マオリの聖地 マオリの文化との結びつきが評価されて、世界で初めて「文化的景観」が認められ、複合遺産となった。

富士山ー信仰の対象と芸術の源泉

度重なる火山噴火によって、円錐形の美しい成層火山となった。 巡礼として富士山を集団で登拝する「富士講」が江戸時代に流行した。 富士講の広がりとともに御師と呼ばれる人々が、巡礼の手配や案内を行うようになった。

シドニーのオペラハウス

シドニー湾の先端ベネロングポイントに位置している。 設計案は建築家のヨーン・ウッツォンの案が採用されている。 世界遺産に登録されている単体の建築物の中で最も新しい

ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献

フランス、スイス、日本、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インドにまたがる文化遺産 国境を越えて複数の国々が保有するトランスバウンダリー・サイト ル・コルビュジエの建築作品の特徴の1つがピロティ ピロティとは、建物の1階部分を柱が支えることで、…

ガラパゴス諸島

エクアドルの自然遺産 チャールズ・ダーウィンが、ゾウガメやイグアナ、フィンチなどを観察し『種の起源』を著した。

小笠原諸島

東京の自然遺産 カタマイマイ属などに代表される陸産貝類の固有巣は95% 単一の祖先から様々な種に分化していく適応放散がみられる。 グリーンアノールという北米産のトカゲが、小笠原固有種の長やトンボを絶滅に追い込んでいる。

リヨンの歴史地区

フランスの文化遺産 リヨンは、紀元前1世紀にガリア3州の首都として築かれた。 ガリア3州とは、西ヨーロッパでガリア人が居住した地域 16世紀初めにフランソワ1世が絹織物産業を推奨した・ 富岡製糸場で技術指導を行ったポール・ブリュナもリヨンで製…

富岡製糸場と絹産業遺産群

群馬県の文化遺産 殖産興業を(産業を活発化して近代化を図る明治政府の政策)により、生糸の輸出を軸に据え貿易拡大を目指すために建てられた。 フランス人技師のポール・ブリュナを雇い入れ、日本発の官営工場として建設された。 日本古来の木造の柱に西欧…

始皇帝陵と兵馬俑港

中国の文化遺産 中国初の統一国家秦を建てた始皇帝の陵墓 司馬遷の史記には、床に水銀を流して川や海を作ったとの記載がある。

日光の社寺

栃木の文化遺産 江戸時代に発展した神仏習合の聖地 神仏習合とは、日本古来の神道と大陸伝来の仏教思想が融合し、主張されるようになった宗教思想 日光の社寺の中心的存在は東照宮 東照宮は徳川家康の遺言に従って天海が家康の心霊を祭るために建造した。 寛…

ラリベラの岩の聖堂群

エチオピアの文化遺産 ザクウェ朝の第7代国王のラリベラが作ろうとした第ニのエルサレム 聖堂群は巨大な一枚岩をくりぬき掘り下げるように作られており、11ヶ所ある 11番目作られた最も新しいギョルギス聖堂は、十時箱の箱のような形をしてしている。

平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー

岩手県の文化遺産 平安時代末期に、貴族を中心に浄土思想が流行した。 浄土思想とは、死後に極楽浄土へ行き仏になることを説く教えのこと 毛越寺は、藤原基衡が再興した寺院で浄土庭園が残るが、建築物は戦火により消失した。 金鶏山はおくの細道に登場する。

サガルマータ国立公園

ネパールの自然遺産 エヴェレストを中心とする大自然 標高3,500m~5,000mは付近は登山隊のポーターとしても活躍するシェルパ族の生活圏